【完全ガイド】注文住宅の流れを徹底解説!
はじめてでも安心の家づくりステップ

「せっかくマイホームを建てるなら、できるだけこだわりたい」
そう考える方に人気なのが、注文住宅です。
注文住宅とは、間取りや内装、設備などを自分たちの希望に合わせて自由に設計できるお家のこと。
建売住宅のようにすでに完成されたものを購入するのではなく、ゼロから家づくりに関われるのが大きな魅力です。
ただしそのぶん、決めることや準備することもたくさん。
「なにから始めればいいの?」「何をどのタイミングでやるの?」と不安になるのも無理はありません。
そこで今回は、土地探しから完成まで、注文住宅の流れをわかりやすく丁寧にご紹介します!
初めての方でも安心して一歩踏み出せる内容になっていますので、ぜひ最後までご覧ください。
ステップ1:まずは土地を探す
注文住宅の第一歩は、土地探しから始まります。
「家は三回建てないと理想にならない」と言われるほど奥が深い家づくり。ですが、どんな家にするか以前に、どこに建てるかが大前提になります。
例えば…

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通勤・通学は便利?
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周辺の環境や治安はどう?
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日当たりや地盤は問題ない?
こうしたポイントを踏まえながら、理想に近い土地を探していきます。
自分たちで探すのはなかなか大変なので、信頼できる不動産会社に相談するのがおすすめです。
ちなみに、「先に家の間取りを考えたい!」という方もいらっしゃいますが、実際には土地の条件に合わせて家の設計を考える方がスムーズです。
(狭小地・変形地などは特に!)
ステップ2:土地が決まったら、工務店と間取りの相談を開始
気に入った土地が見つかり、「この場所に住みたい!」という気持ちが固まってきたら、次に進むべきは間取りのプランニングです。
この段階から、工務店やハウスメーカーに相談を始めましょう。
注文住宅の大きな魅力は、家族構成やライフスタイルに合わせて自由に間取りを考えられること。
ですが、自由だからこそ、選択肢が多くて迷ってしまうこともよくあります。
例えば…
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1階にリビングと水回り、2階に寝室というオーソドックスな形がいいのか
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家事動線を優先して、キッチンとランドリールームを近くに配置したいのか
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将来的に平屋に住みたい、またはバリアフリーを意識した間取りにしたいのか
など、ご家族ごとの理想像がありますよね。
そして、ここで忘れてはいけないのが、土地の条件によって建てられる家のカタチや広さは変わるということ。
たとえば、
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土地の形状(正方形・長方形・変形地)
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接道の位置(南向き・北向きなど)
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高低差の有無(傾斜地など)

これらによって、「希望通りの間取りが実現できるかどうか」が決まってきます。
だからこそ、土地が決まった段階で早めに建築のプロと相談しておくことが重要なんです。
また、工務店によって提案力や設計の柔軟さ、得意なデザインも異なります。
この時期にいくつかの会社と話をしてみて、自分たちに合うパートナーを見つけていくのもおすすめです。
ちなみに、まだ土地の契約前であっても、「この土地でこういう家を建てたいんだけど…」といった仮プランの相談は可能です。
むしろ、プランのイメージがあることで、「その土地で本当に理想の家が建てられるか」を見極める材料にもなります。
ここでのポイントをまとめると:
✅ 土地が決まったら、なるべく早めに相談を始めること
✅ 土地の条件に合わせた間取りの柔軟性が大事
✅ 複数のプランを比較しながら、自分たちに合う形を探すこと
家づくりの楽しさを実感できるステップでもあるので、ぜひ家族みんなで理想の暮らしを思い描いてみてくださいね。
ステップ3:土地の購入申し込み
「ここに決めた!」という土地が見つかったら、いよいよ購入の申し込みを行います。
正式な契約の前に、「買付申込書」を提出し、土地を押さえる流れになります。気に入った土地が見つかったら、いよいよ購入の申し込みです。不動産会社を通じて「買付申込書」を提出しますが、これは「この金額で買いたいです」という意思表示のようなもの。申し込みをしたからといって、まだ契約が成立するわけではありません。このタイミングで価格交渉をすることもよくあります。
また、申込時には「住宅ローンの事前審査」を同時に進めるのが一般的。購入できるかどうかの判断材料にもなるため、不動産会社や住宅会社がサポートしてくれることが多いです。事前審査が通れば、契約に向けて一歩前進。人気のある土地は申し込みが重なることもあるので、スピード感も大切です。

ステップ4:間取りが確定したら建物の契約へ
土地が決まったら、いよいよ建物のプラン作成に入ります。ご家族のライフスタイルや理想の暮らしをもとに、間取りや外観デザインを話し合います。「LDKは広くしたい」「収納は多めに」「将来、親と同居するかも」など、希望をどんどん出してOKです。ハウスメーカーや工務店の担当者と一緒に、ひとつひとつ形にしていきましょう。設備や素材のカタログを見ながら、キッチンやお風呂なども決めていきます。「夢のマイホームが少しずつ形になっていく」ワクワクする時間です!

ステップ5:建築確認申請&地鎮祭・解体工事
建物の契約が終わったら、次はいよいよ土地の本契約・引き渡しです。住宅ローンを利用する方は、この段階で本審査〜融資実行を行い、残代金を支払って所有権を取得します。
ここまで来れば、土地も建物もすべてが揃い、いよいよ「わが家の建築プロジェクト」が本格的にスタートします!
建物のプランが固まったら、正式な見積もりと工事請負契約へと進みます。この段階で、間取りや仕様に大きな変更を加えると費用が大きく変わるので注意が必要です。また、自治体に建築確認申請を行い、許可が下りてからでないと工事には入れません。確認申請では、建物の構造や面積が法規に適合しているかが審査されます。申請から許可までには通常2〜4週間ほどかかるため、その期間も見越してスケジュールを組んでおくことが大切です。不明点があれば、遠慮なく担当者に確認しましょう。
また、もし購入した土地に古い建物が残っている場合は、この段階で解体工事を行います。
更地の場合は、工事が始まるまでの間に地鎮祭などを行うご家庭も多いです。
※地鎮祭は任意ですが、家づくりの無事を祈っておこなう良い節目になります。

ステップ6:いよいよ工事スタート!
建築確認申請が通ると、いよいよ工事着工です!
基礎工事から始まり、柱や梁が組まれる「上棟(じょうとう)」、そして内装工事へと進みます。工事中は現場を見に行くこともできます。工事の進行に合わせて電気配線やコンセントの位置、照明の高さなども細かく決めていきます。
この間は、現場の進行状況を見に行くことも可能です。
不安なことがあれば現場監督や担当者に遠慮なく相談しましょう。「ここにコンセントが欲しかったのに…」とならないよう、生活動線をイメージして確認を。完成が近づくと、壁紙や外構(庭や門など)の工事も始まり、いよいよ家が完成します。検査や立ち会いを経て、鍵の引き渡しとなります。
「図面で見たときはよかったけど、実際に見るとちょっと…」なんてケースもありますので、こまめな確認がポイントです。
ステップ7:引き渡し・アフターサポート
建物が完成したら、いよいよ引き渡しです。最終チェック(竣工検査)をして、設備や不具合がないか確認します。問題がなければ、鍵を受け取って新居での生活がスタート!ただし、ここで終わりではありません。住み始めてから「ドアの閉まりが悪い」「水の流れが気になる」など、気づくこともあります。そんな時に対応してくれるのがアフターサービス。ハウスメーカーや工務店によって内容は異なりますが、1年・2年・5年など定期点検を実施しているところもあります。建ててからも長く付き合える会社かどうかも大切なポイントです。
傷や不具合、設備の動作などをしっかりチェックし、問題がなければ引き渡しです。
ここまで来れば、長いようで短かった家づくりもゴール。
新しい暮らしのスタートです!

まとめ:家づくりは信頼できるパートナーと一緒に
注文住宅は、「自由に選べる」からこそ悩みやすいもの。
ですが、ステップを正しく踏めば、初めての方でも楽しく、納得して家を建てることができます。
何より大切なのは、信頼できる不動産会社や工務店と一緒に、チームで進めること。
わからないことは何でも相談しながら、一歩ずつ理想の家に近づけていきましょう。
船場ホームには、注文住宅に精通したスタッフが在籍しております。
土地探しから間取りのご相談、住宅ローンのご不安まで、家づくりをトータルでサポートいたします。
「まずは話を聞いてみたい」という段階でももちろんOK!
どうぞお気軽にお問い合わせください。
あなたの家づくりの第一歩を、私たちと一緒に踏み出しませんか?

この記事を書いた人
奥田 貫太(おくだ かんた)|船場ホーム 代表
宅建業界に携わって10年以上。現在は船場ホームの代表として、住まい選びと住宅ローンのご相談を中心に、お客様の暮らしに寄り添うサポートを行っています。
とくに住宅ローンの仕組みや金利の選び方には詳しく、将来を見据えた無理のない資金計画づくりを得意としています。
趣味はサッカーと映画鑑賞。「住宅ローン、なんとなく選んでいいのかな…?」そんな不安があれば、どうぞお気軽にご相談ください。