住宅ローンについて
住宅ローン審査が通らない驚きの理由
住宅ローン審査が通らない理由と、その対策について分かりやすく解説します

「いつかは自分の家を持ちたい…」そんな思いを胸に物件探しを始める瞬間は、何とも言えないワクワクと期待に満ちています。
SUUMOを見ながら「この家ならこんな暮らしができるかな」と想像を膨らませたり、気になった物件を訪問する度に新しい可能性に出会えたり。
でも、マイホーム探しは楽しいだけじゃなく、いろいろなことに注意が必要です。家を購入する上で住宅ローンは避けては通れない大切な問題です。大きな決断だからこそ、不安や疑問が膨らんでしまうもの。
実際には甘い考えでは通らない厳しい側面もあります。この記事では、住宅ローン審査が通らない理由と、その対策について分かりやすく解説します!
甘い考えが通じない! キャッシング・リボ払い・カードローンの影響
返済比率とは?
まずは「返済比率」について簡単に説明します。これは、年間のローン返済額が年間収入に対してどのくらいの割合を占めるかを示す指標です。金融機関は、この比率を基に「この人に住宅ローンを貸しても大丈夫か」を判断します。一般的には、返済比率が年収の25%〜35%以下であることが望ましいとされています。
返済比率が高いと支払い能力が低いと見なされ、住宅ローン審査では不安要素とみなせれ、不利になる可能性が高いです。もしこれらが残っている場合は、事前に整理しておくことをおすすめします。

信用情報のブラックリスト入り
「過去は過去」と考えがちですが、住宅ローン審査においては過去の行動が現在の信用力に大きく影響を与えることがあります。その代表的な例が支払い遅延の履歴です。「スマホ代ぐらい」と軽く見がちですが、過去の遅延履歴は住宅ローン審査に大きなデメリットとなり得るのです。
CICって何?
CICとは「株式会社シー・アイ・シー」の略称で、信用情報機関のひとつです。この機関では、個人が行ったクレジットカードの利用や分割払い、ローンに関する取引履歴が管理されています。簡単に言うと、あなたの「お金の使い方や返済履歴」をまとめている機関です。
たとえば、過去にクレジットカードの支払いが遅れたことがある場合、その履歴がCICに記録されることがあります。そして金融機関は住宅ローンの審査を行う際に、このCICの記録をチェックして、申請者の信用力を評価するのです。
なぜCICは重要なの?
住宅ローンを組む上で、金融機関は「この人に貸しても大丈夫か?」を判断する必要があります。その判断材料となるのがCICの情報です。支払いをきちんと行っているという良好な履歴があれば、「信頼できる人」と評価されやすくなる一方で、過去の遅延や未払いなどの記録があると「返済能力に不安がある」と判断される可能性が出てきます。
例えば、スマートフォンを分割払いで購入した際に支払いが遅れた場合、意外にもその履歴が信用情報に記録されることがあります。「スマホ代ぐらい」と思うかもしれませんが、これが将来的に住宅ローン審査に響く要因となることも。
ブラックリストとは?
住宅ローンやクレジットカードの申請を考えるときに耳にする「ブラックリスト」という言葉。実際には、正式に「ブラックリスト」というリストが存在するわけではありませんが、これは信用情報機関に「事故情報」が登録される状態を指します。
ローンやクレジットカードの返済が長期間滞った場合や、任意整理・自己破産などの手続きを行った場合、信用情報に「異動」という形で記録されます。この「異動」が登録されることで、金融機関は「返済能力や信用に問題がある」と判断するため、新たな借り入れが難しくなるのです。
「ブラックリスト入り」を避けるためには、日頃から計画的な返済を心がけることが何よりも大切です。信用情報は、金融取引におけるあなた自身の「信用度」を示す重要なもの。日々の取引が将来に影響を与えることをしっかり意識しておきましょう。
さらに注意したいのは、こうした履歴が5年から10年もの間、信用情報機関に保管される場合があるということです。つまり、「数年前の遅延なら問題ないだろう」と思っても、その影響はまだ審査に残る可能性があるのです。
では、どうすればいい?
まず、現在の支払い状況をしっかり把握することが大切です。信用情報機関に開示請求を行うことで、自分の信用情報を確認することができます。そして、もし過去に遅延があった場合は、これ以上遅延を重ねないよう支払いを確実に行い、良好な信用履歴を積み重ねることが重要です。また、意外にも「ホワイト」と呼ばれる全く記録がない状態も、信用力を疑われることがあります。
必要であれば専門家に相談して、信用力を高めるためのアドバイスを受けるのも良いでしょう。
年収基準に満たない
住宅ローンを組むためには、一定の年収基準を満たしていることが重要です。収入が低すぎる場合、支払い能力がないと判断されてしまい、審査を通過するのが難しくなります。

年収基準について知ろう
住宅ローン審査では、年収の金額が明確な基準として設定されている場合があります。一般的には、最低でも300万円から400万円以上の年収があると審査が通りやすいとされています。ただし、借り入れる金額や返済期間によって求められる年収基準は変動します。
たとえば、大きな借入額を希望する場合は、より高い年収が必要となることが多いです。一部の金融機関では、年収が少なくとも500万円以上必要とされる場合もあります。また、物件価格やローン期間が短い場合には、年収基準が若干緩和されることもあります。
さらに、扶養家族の数も重要な要素です。扶養家族が多い場合、生活費が増えると見なされ、必要な年収基準が高くなる傾向にあります。こういった基準は金融機関によって異なるため、事前に条件を確認しておくことが大切です。
住宅ローンを組む際には、年収だけでなく「収入の何倍の金額まで借りられるか」が非常に重要なポイントです。一般的には、金融機関が設定する基準に基づき、年収の5倍〜7倍までのローンを組むことが可能とされています。例えば、年収が400万円の場合、借入可能額は2000万円〜2800万円程度が目安になります。
ただし、この倍率は以下の条件によって変動することがあります:
- 返済期間 長期の返済計画(30〜35年など)の場合、より大きな借入額が許されることがあります。一方、短い返済期間を選ぶ場合、借入可能額が制限されることが一般的です。
- 金利の影響 ローン金利が高いと、毎月の返済額が増えるため、借入可能額が減少する可能性があります。反対に、低金利であれば収入の倍率が高くなることも。
- 既存の借入 他の借入(自動車ローンや教育ローンなど)がある場合、それらが返済負担として計算され、住宅ローンの借入額が制限されることがあります。
- 生活費や扶養家族の数 扶養家族が多い場合、生活費が増加すると考えられ、借入可能額が抑えられることがあります。
これらを考慮した上で、無理のない返済計画を立てることが大切です。具体的な金融機関の条件については事前に相談してみるのが良いですね!
不動産物件の法的問題
住宅購入を検討する際に、物件そのものの状態だけでなく、その物件が面している道路の種類や法的な状況を確認することがとても重要です。特に、私道や「43条道路」など、特定の条件下にある物件は注意が必要です。これらの道路に関連する問題を見逃すと、後々トラブルになる可能性があり、銀行や金融機関がローンを承認するのに慎重になることがあります。物件調査をしっかりしましょう。

43条道路とは?
43条道路とは、日本の建築基準法43条に基づく特例の道路のことを指します。主に、建築基準法が制定される前から存在する「旧道」で、幅員(道路の幅)が4メートル未満のケースが多いです。
43条道路の物件に関しては、建築確認を取得する際に特例許可が必要となる場合があり、再建築の際に制約が課されることがあります。
43条道路に面した物件のデメリット:
- 再建築の制限 建物を建て替える際に、道路幅を広げるための土地提供(セットバック)が求められることが多いです。
- 資産価値の低下 法的な問題や制約が多いため、資産価値が下がる場合があります。
- 金融機関のローン審査 銀行や金融機関が、これらの道路に面した物件に対して慎重になり、ローンが通りにくくなる可能性があります。
物件選びのアドバイス
私道や43条道路などに面した物件を購入する際は、以下の点に注意してください:
1,現地確認を徹底する 物件の周囲や道路の状況を直接確認し、将来の使用に問題がないかを確かめましょう。
2,専門家に相談する 不動産会社や宅建士に相談して、法的な問題や再建築の可否について事前にチェックすることが重要です。
3,金融機関の条件を確認 特殊な物件の場合、ローン審査が厳しくなることがあるため、事前に金融機関の対応を調べておきましょう。
健康状態が住宅ローン審査に与える影響
住宅ローンを組む際には、団体信用生命保険への加入が一般的に求められます。この保険は、ローン返済中に重大な健康問題や死亡が発生した場合、残りのローンを肩代わりするためのものです。金融機関にとっては返済リスクを軽減するための重要な仕組みですが、加入者にとっても安心材料となります。しかし、健康状態が保険加入に影響を与えることがあるため、事前の注意が必要です。

健康状態の申告義務
団体信用生命保険に加入する際には、健康状態に関する申告書の提出が求められます。この申告書には過去の病歴や現在の健康状況、通院歴などの情報を記載する必要があります。特に以下のケースでは保険加入が難しくなる場合があります:
- 過去の重大な病気 心疾患、脳卒中、がんなどの重大な病気を経験している場合、保険会社がリスクを高く見積もり、加入を断られる可能性があります。
- 現在進行中の通院・治療 慢性疾患や継続的な通院が必要な病気を持つ場合も、保険加入が難しくなることがあります。
- 精神的な健康問題 精神疾患や過去に診断されたストレス障害なども、審査結果に影響する場合があります。
保険に加入できない場合の影響
団体信用生命保険に加入できない場合、住宅ローンの審査が通らない可能性があります。これは、金融機関が保険加入を条件としてローンを提供しているためです。仮にローンが承認されるケースでも、代替の保険や条件付きの融資になることがありますが、金利が高くなるなどのデメリットが発生する可能性があります。
対策と事前準備
- 健康状態の改善 保険加入を目指すためには、事前に健康診断を受け、必要な治療を行うことで健康状態を改善することが重要です。
- 複数の保険会社を比較 各保険会社の条件は異なるため、団体信用生命保険の選択肢を比較することで、加入の可能性を高めることができます。
- 専門家への相談 保険加入に不安がある場合は、ファイナンシャルプランナーや保険の専門家に相談することで、最適な選択肢を見つけることが可能です。
- 代替プランの検討 団体信用生命保険を利用できない場合には、金融機関と相談して代替のローン条件や保険を検討することも有効です。
健康状態が住宅ローン審査に与える影響は、見逃せない重要なポイントです。事前に準備を行い、安心してマイホーム購入を進めるための情報として参考にしてくださいね!
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